師走は忙しい過ぎます 

皆さん年末忙しくしてますか?師走はほんとに忙しくて、車移動はイライラしっぱなしです。さてさて、前のブログで下地迄終わったので瓦葺きの段取りに行きたいと思います。

柏原市のリフォーム&新築工事の冨江建築工房です。前回と同じく藤井寺市の物件です。

野地板も無事に終わり瓦葺きの段取りをしたいと思います。昔は土居葺き(どいぶき)(とんとん、とんとん葺)などで施工してました。今回はルーフィングを使用しました。

土居葺きとは、椹(さわら)の赤身勝(多少白身あり)の手割板(木羽板)長さ30㎝×厚さ3㎜椹(さわら)の木:外観は杉に似ている常緑針葉 高木のひのき属)椹(さわら)の木を長さ30㎝の丸太切りにして、その材より長鉈(ながなた)で正目で厚さ3㎜の薄い板を手作業で作る。年輪と年輪の間が少し凹み、万が一水が漏れた場合その凹が雨樋の役目をして水を流してくれます。材質の特徴としては、乾裂少、割裂しやすく、水湿に耐える現在では土居葺材入手が難しく、高価なので一般住宅ではアスファルトルーフィングで代用して瓦の下地として施工しています。  アスファルトルーフィングは、1本が厚さ1mm×幅1m×長さ21mです。屋根の下から順に上へ向かって重ねて張る。その重ね代は、上下100mm、左右200mm必要です。上下方向は、製品にあらかじめ黒いラインが付いているのでそれに合わせて施工すれば良いようになっています。止め付けは、タッカーと呼ばれるホッチキスのでっかい物で行います。止め付け間隔は300mm内外となっているけど、もっとてきとうにせまいピッチで打っているようです。

 今回は引掛け桟瓦葺き工法(ひっかけさんがわらぶき工法)です。引掛け桟瓦葺き工法では、まず屋根下地の上にルーフィングと呼ばれる下葺き材・防水紙を敷きます。その上に桟木(さんぎ)と呼ばれる木材を打ちつけていき、その桟木に瓦の裏のツメを引掛けてステンレス製のビスで固定します。これにより、地震の際に大量の瓦が屋根から雪崩落ちると言った危険もなくなり、瓦屋根の安全性は一気に向上ました。

昔は土葺きは「つちぶき」や「どぶき」と読みます。明治時代~昭和初期まで主流だった、瓦を固定するために、大量の土を利用する工法です。瓦を揃えるのが難しく、経験を積んだ職人さんでないと施工ができません。 大量の土を乗せるため、かなりの重量がありますが、断熱効果が非常に高い利点があります。また、その重さによって強風に飛ばされにくいので台風対策とされていたり、地震対策としてもわざと重くすることで上下の揺れを防ぐと言われていました。ただし、注意点としては、その重量に耐えるために家の柱などは重みに耐え得るしっかりしたものである必要があることと、土が経年変化で痩せてくると瓦を支えきれず、ずれてしまったり、ずれた部分から雨漏りにつながってしまうことがあります。現在では土葺きの屋根自体が減少していることもあり、対応できる職人さんも少なくなっています。

大量の土を使用しないことと、土葺きの瓦よりも1つ当たりのサイズが大きく、必要な枚数も減ることによって、大幅な屋根の軽量化になります。

瓦も無事に葺き終わり巣屋根もバラして久しぶりに、日光が瓦に当たりほんとに綺麗な感じです

横から見ても、縦から見ても、斜めから見ても瓦が一直線になりほんとに出来栄えも最高ですね。

最後に棟を積んで終わりですね。屋根の頂上部分に設置する短冊形の瓦のことです。のし瓦は、その継ぎ目から雨水が浸入しやすいため、そこに漆喰等を塗り込みながら継ぎ目位置をずらして数段に積み上げて施工します。段数が多いほど屋根下地への雨水の浸入をより防げます。

漢字では「熨斗瓦」と書きます。のし瓦の上に積むカマボコ型の冠瓦と合わせて、棟瓦(むねがわら)と呼ばれています。。今回で藤井寺市の屋根の葺き替え工事のブログも終わりです。

瓦工事だけじゃ無く、銅板葺きや、ガルバリウム カラーベストなどなどいろいろな工事も手掛けてます。お気軽に問い合わせください。

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